All Aboutの「がん」サイト、5月30日付の記事に
「自分の死生観を明らかにし、同じ死生観を持った医療人とのコラボレーションが満足行く医療には欠かせない」
という記事が載っている。
がん医療における、新たな治療法や薬の開発はめざましく、余命も伸びている。
ただ、余命ばかりではなく、QOLにも注目する必要があるだろう。
今は、QOLを保ち、日常生活を送りながらがんと共存している人も多い。
しかし、いつか終末期といわれる時期がくる。
その時、どのような医療を受けたいのかを、しっかりと考えておく事も大切だろう。
そして、その事について家族とも、十分話し合っておくことも必要かもしれない。
平成20年の厚労省の、延命治療についての調査では
自分の延命治療を望む人の割合よりも、家族の延命治療を望むという人の割合の方が多かった。
家族には一日でも長く生きていてほしい……という気持ちの現れなのか
または
家族と言えども他人の命を考えることは難しい……という気持ちの現れなのか。
人それぞれに違う死生観。
それぞれに違うからこそ
その死生観を静かに受け入れることも
時には、必要なのかもしれない。
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