2010年6月16日水曜日

センチネルリンパ節生検での腋下郭清省略―第46回米国腫瘍臨床学会

日経メディカルオンライン・癌エキスパート 2010年6月11日の記事

「センチネルリンパ節生検により腋下郭清を省略しても、長期予後は変わらず、陰性の場合の腋下リンパ節郭清の実施は利益をもたらさないという有益なエビデンスが提供された」

ふ~ん。
今更ながら、よかったと安堵する。

でも、すでにこれって標準治療になってるのに……
と思って、もう一度よく記事を読み返してみると
なるほど
長期予後については、明らかになっていなかった
ということらしい。

臨床的にリンパ節転移がない乳がん患者が対象で
センチネルリンパ節生検の結果に関わらず、リンパ節郭清した群と
センチネルリンパ節陰性でリンパ節郭清を省略した群を分析したところ
生存率や無病生存率に差がなかった

……ああ、しかしこの生存率や無病生存率ってのが
患者にとっては、非常に悩ましい数字。

生存率95%とか90%とかを見ると
ついつい、5%や10%のことを考えてしまう……

いやいや、だめだめ。
今、私はちゃんと標準治療を受けている。
そんな否定的な考え方をしては、いけない。
術後1年も経過した。
ホルモン療法も、きちんと受けている。
そんなネガティブな数字を気にするよりも
毎日飲まなければならない薬を
飲み忘れないようにすることが大切なのだ!!

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