2010年7月7日水曜日

終末期医療を考える

私は、今年の5月末までパルシステム・セカンドリーグ公式ブログで「誰でも通る、延命治療、終末期医療」という記事を書いていた。
それがご縁で、小金井東公民館より市民講座「こころをつなぐ看取り」の講師を頼まれた。
厚労省の「終末期医療のプロセスに関するガイドライン」や日本病院協会の「終末期医療に関するガイドライン~よりよい終末期を迎えるために~」を引用し、「自分の受けたい終末期医療のためには、意思表示をしておくことが大切」というところに重点をおいてお話をした。
そして、自分の意思に基づいた終末期医療(終末期緩和医療を含む)を受けて自分らしく人生を全うする姿は、残された人への命のメッセージとなるのではないかという言葉で締めくくった。

私の話の後、ご家族の看取りを経験された方から、いろいろなお話をきくことができた。
そして、そのお話を聞いた参加者から「貴重なお話だった」という感想を聞くことができた。

日常生活から死が遠ざけられた社会で生きてきた私たちは、人の終末期についての知識があまりにも少なすぎる。
だから、終末期医療について考えなければ……とは思っても、なかなか考えることができないのではないだろうか。

いろいろな方の看取りの事例を集めたホームページを作ってみたいな……
この講座を終えて、そう思っている。

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