アメリカのMDアンダーソン病院の敷地内には、患者および介護者が癌と共に暮らしていく医学以外の問題に役立つことを目的とした「癌治療総合センター」という施設があります。
そこでは、アロマセラピーの講座なども開かれ、アロマセラピーの基本知識や安全性に関する注意点を学んだりできるそうです。
アロマセラピーは、リンパ液の排出を促したり、不安や吐き気を抑えたり、眠気を誘ったり、一時的なリラクゼーションにプラスに働くそうです。
(以上、海外癌医療情報リファレンス/癌翻訳リファレンス/最新研究/代替医療2006-08-03)
がんとアロマセラピーについては、日本でも研究され、補完代替医療ガイドブックの中に掲載されています。
厚労省がん研究助成金によるがんの補完代替医療に関する研究で、今年の四月「がんの補完代替医療ガイドブック」第2版が発行されました。
そこには
がんが縮小したり消失したりすることはない
が
不安感やうつ症状などの精神的症状の改善効果
痛みなどの身体的症状の改善効果
抗がん剤や放射線治療の副作用の軽減効果
などのQOLの改善効果が認められるのではないかと書かれています。
でも、「効果がない」という臨床研究もあり、
今後も更なる研究が必要だとしています。
何よりも問題なのは、アロマ(精油)によっては、悪影響を及ぼすものがあるため、主治医や専門知識や技術のある人に相談しながら使うことが大切だということです。
実は、私はちょっと寝付きが悪い時など、カモミール茶を飲むとぐっすり眠れます。
でも、ホルモン療法中の乳がん患者はカモミールを使ってはいけないと聞きました。
なぜなら、私の飲んでいるタモキシフェンというホルモン剤は、エストロゲン受容体をブロックすることで女性ホルモン(エストロゲン)の働きを抑制しています。
が、カモミールは、このような薬の効き目を弱める恐れがあるそうです。
なので、今はカモミール茶は飲んでいません。
このような注意は必要ですが、アロマを上手に使って生活に潤いをもたらしたいものですね。
NPOピュア・船橋がんサロン「ここにおいでよ」では、リレーフォーライフinちば2010に参加し、アロマハンドマッサージの模擬店を開きます。
ぜひ、お越し下さい。
リレーフォーライフinちば2010は、9月18日(土)12:00~19日(日)12:00、八千代市総合運動公園内多目的広場で開催されます。
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