7月12日、長い間闘病生活をしていた母が亡くなった。
本当に闘病生活が長かったので
心から「ご苦労様」と言ってあげたい。
ところで……
3年前父の葬式をした。
その時と、今回と
葬儀の様子が様変わりしていた。
父の時も、今回も
「家族のみの密葬」
という形式で行った。
通夜も告別式も
自宅で、本当に家族のみで行った。
ご近所の方へは
葬儀のご挨拶に行き
自治体にも連絡しない
(訃報の回覧は回さない)旨を伝えた。
葬儀会社との話し合いで
母らしい葬儀を演出してもらった。
華やかな事が好きだった母のために
祭壇を飾る花も、形式にこだわらず
淡いピンクを基調にした
とてもきれいなものにしてもらった。
ところで、3年前と何が様変わりしたかというと
遺影に、リボン飾りがついた事だ。
ちょこんと飾られたリボンは
とてもかわいかった。
で、火葬場にいくと
どの遺影にも、同じようなリボン飾りが着いていた。
このリボン飾りも
故人を偲ぶ気持ちに寄り添う
よいアイデアだとは思った。
が……
それぞれの葬儀社で工夫されたリボン飾りが
今後、どんどん派手になっていったら……
などと想像してしまった。
父の葬儀を出す前は
「葬儀には金をかけない主義」を豪語していた私だが
父と母の葬儀を出して思うことは
葬儀は、残されたもののためにあるということ。
予算の大小や、形式にとらわれず
残されたものの気持ちに寄り添った葬儀であることが大切だと思う。
父の葬儀では、阪神ファンだった父のため「六甲おろし」で見送り
今回は、フラワーシャワーで見送った。
この、ちょっと常識はずれに見える葬儀は
私にとっては、大切な思い出であり
グリーフケアにもなっているような気がする。
……この意見に姉も概ね賛成なのだが
いつも言うことは
「自分の住んでいる所では、土地柄、こんな葬式は無理かもね……」
まだまだ、古い風習にしばられている所も多いのだろう。
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