「もっと知ってほしい乳がんの再発・転移のこと」(2010.4.17)
がん患者にとって「再発」「転移」は大きな不安。
今回の「もっと知ってほしい」シリーズは、乳がんの再発・転移の、ホルモン療法や抗がん剤、そして、分指標的薬のお話など盛りだくさん。
よく乳がんは、再発・転移したら根治は無理ということを聞きます。
けれども、ハーセプチンの登場により完治例が報告されることもあったり、分子標的薬などの新たな薬の登場で、確実に生存期間は伸びているといいます。
けれども、新しい薬は高価なもの。現実問題として、診察室で薬の効果や副作用の話とともに、その薬代についても話さなければならないこともあるとか。
私はこのお話を聞いて、高い薬価問題もさることながら、医療者が診察室で一人で、患者さんの治療の話や経済問題、そして、時にはメンタルケアまでもしている様子を想像してしまいました。
メンタルケアに関しても、精神腫瘍科があるということですが、日本全国津々浦々の病院に精神腫瘍科の医師がいるとなるまでは、まだまだ年数がかかることでしょう。
いずれにしても、チーム医療の必要性と、これらの患者支援の必要性を行政も国民も理解して、診療報酬で賄うことができるようになることが望まれます。
そして、この講演でも触れられていますが、高い薬価問題については、保険制度の中でどのように考えるのかということを、医療者と患者・国民が一緒に考える段階に来ているようです。
キャンサーネットジャパン がん情報ビデオライブラリ
2010年5月27日木曜日
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